小川原湖

 

東北町の東部一帯に周囲67.4Km、62.16kuに及ぶ県内最大で全国で11番目に広いの湖で、数多くの貴重な動植物や魚類、野鳥が生息する汽水湖小川原湖が広がっている。七戸川、砂土路川、赤川、土場川などの河川が流れ込んでいるまた、全国でも珍しく東北町大字大浦字小川原湖191番地の地籍をもつ湖です。

 
小川原湖は、高瀬川によって太平洋とつながっています。普通は川は海に向かって流れますが、小川原湖は太平洋より60CM位高いだけだから、満潮になったり夏湖の水が蒸発したりすると海の方が高くなり海水が高瀬川を経由して小川原湖に逆流してきます。入ってきた海水は、南へ流れていくうちに流れが遅くなり湖の真ん中あたりで止まって底に沈んでしまいます。
だから湖の北と南では住んでいる生物が大きく違います。
                 湖北部 ボラ、サヨリ、シラウオ等   湖南部 フナ、コイ、ナマズ等

小川原湖周辺にはめずらしい生物がいろいろ住んでいます。日本に住むカイツブリの中で一番大きいカンムリカイツブリは日本で唯一の繁殖地でもある。また、馬ふんそうと呼ばれるマリモの仲間も住んでいるし、冬になるとオオハクチョウ、コハクチョウ、ヒシクイなどがシベリアから渡ってきます。またそれを追ってオオワシやオジロワシガやってくるのでいろいろな鳥が観察できます。


小川原湖の周りには沢山の沼があります。これらの沼は縄文時代前半全部海であったが、その後海の水が減った為、沼となって残りました。
  尾鮫沼(おぶちぬま)・・・・・・尾鮫ニシンが有名、海水も入り、カキ、カレイ、アサリ等がいる。
  市柳沼(いちやなぎぬま)・・・フジマリモ、カンムリカイツブリ等がいる。
  鷹架沼(たかほこぬま)・・・・かつてこの沼を利用して陸奥湾と太平洋を結ぶむつ運河建設の計画があった。
  田面木沼(たもぎぬま)・・・・日本で数少ないマリモの生息地。
  仏沼(ほとけぬま)・・・・・・・干拓され、今は広大なアシ原野、幻の鳥「オオセッカ」が住む。
  姉沼(あねぬま)・・・・・・・・平安時代の伝説が残る、ワカサギも有名
  内沼(うちぬま)・・・・・・・・・ワカサギも有名

 
戻る
トップページ
Copyright 2003 OGAWARAKO Co.Ltd